明るい性格で問題を解決する

約30年問、たくさんのモデルを見てきて、私は,明るい性格はすべての問題を解決する。

ということに確信を持つようになりました。

モデルの仕事には、みなさんが思っているより辛いことがたくさんあります。

たとえば普通の会社に勤めていたら、同僚や上司など、自分のまわりにいる人たちの顔ぶれが替わることはそんなにありませんよね。

けれどモデルの場合は、接する人たちの顔ぶれが、毎日違うことがほとんどです。

仕事の中でも雑誌のレギュラーなら、スタッフはほぼ同じということもあります。

でもそれ以外、ショーや雑誌、CM、カタログの撮影などでも、ほとんどはその仕事ごとに現場のスタッフの顔ぶれは替わります。

つまり、毎回が「はじめまして」の状態。

仕事のたびに初対面の人と接することになるというわけです。

当然、売れていればいるほど、仕事量も多くなるので、その顔度は増します。

毎日、初対面の人に会い、気を遣い、コミュニケーションをとる生活って想像できますか?

実はこれはとっても過酷なこと。

しかも、スタッフ同士は顔見知りであることが多いので、「はじめまして」の立場は自分だけ。

自分だけひとりでアウェイに乗り込むような状態でもあるのです。

こんな辛い職業はほかにはありません。

過酷なモデルのお仕事

さらにそれだけではないんです。

セクハラやパワハラが今、声高に叫ばれるようになりみんなが神経を使うようになっていますが、モデルは現場で毎日のようにスタッフやクライアントに「ちょっと太ったんじゃない?」なんてことを平気で言われます。

さらに、ちょっと肌が荒れていたら「夜遊びしているんじゃないか」と勘ぐられたり、生理中でむくんでいるときに「太った」と言われることも!

会社で男性社員が女性社員にこんなことを言ったら、大変なことになりますよね。

でもこれは、プロポーションなど体が「商売道具」であるモデルという職業では仕方がないこと。

仕事現場だけでなく、仕事をとるためのオーディションはもっと過酷です。

審査される時間はたった1分くらい。

日頃からどんなに前向きに頑張っていても、見えない努力を積み重ねていても、一瞬の外見だけで判断されてしまうのです。

モデルとは、こんなふうに外見だけで判断されてしまう過酷な職業です。

そんな辛い状況を乗り切るには、明るい性格でなくてはできません。

明るさがなければメゲてしまいます。

モデルは明るい性格だと得をする

モデルの売り込みに行くと、雑誌の編集長など起用する側の人間は、たいてい、まずそのモデルの性格を聞いてきます。

明るいか暗いか、内気か社交的か。

何人かの候補の中からひとりのモデルを選ぶとき、外見が大差ないくらいのレベルだったら、間違いなくその中からは明るくて社交的な人が選ばれます。

逆に言えば、そんなふうに明るさを必要とされるほど、厳しい職業だということです。

モデルのこの明るさを真似すれば、みなさんだって愚痴りたいことが山盛りの世の中を上手に乗り切っていくことができますよ。

モデルだからといってみんなが生まれつき明るかったわけではありません。

中にはそういう人もいるけれど、実はみんな訓練で明るさを身につけているんです。

そのときそのときを一生懸命楽しむことを常に心がける。

それが明るさを身につける訓練になり、それだけで人生が変わると言っても過言ではないと思います。