Q.鼻の角柱をとるパックがやめられません。

A.無理に角栓をとると、角栓はよけい目立って、ニキビもできやすくなります。

イチゴの種みたいにボツボツとしてみえ、さわるとザラザラしているのが角栓。

退化した毛や皮脂腺の一部や、はがれそこなった角質細胞などが、毛穴の中でかたまったものをいいます。

角栓が目立つのはたいていの場合、肌にキメがなくて、皮脂腺が過剰に発育した肌の場合が多いように思います。

キメがない肌のほとんどは、表皮の基底層で新しい細胞ができていないために、皮膚全体が薄くなっています。

皮膚が畑、そこに角栓という大根が埋まっていると考えてみてください。畑の土が雨で流れて少なくなれば、大根の上の部分がみえてくるように、皮膚が薄くなれば、毛穴の中にそれまで埋まっていた角栓がみえてきます。

角栓を専用のパックでとると、そのときは角栓が目立たなくなるでしょう。

でも、角栓をとったときに、それについている毛穴の一部も一緒にはがれてきます。

その刺激で、毛穴の中に傷ができます。

その傷を治そうと、毛穴の角層はバームクーヘンのように何層にも厚くなってしまうのです。

厚くなった角層によって、毛穴は以前よりももっと大きく聞き、角栓がますます目立ってしまいます。

毛穴がこうした状態だと、皮脂の出口がふさがれるため、ニキビもできやすくなります。

角栓がとれて気分がよいのは、ほんのいっときのこと。あとは広がった毛穴と目立つ角栓とニキビが待ちかまえているのです。

角栓を目立たなくするためには、畑の土を増やして、大根がみえないように土に埋めてしまうのがいちばんです。

つまり皮膚を厚く、健康にすることです。

そのためには、化粧品の使用を中止して、大切な天然保湿因子と細胞間脂質を守りとおすことです。

重症であれば、レーザーなどによる治療が必要です

Q.ホットタオルで新陳代謝が高まりますか?

A.水と熱の害という「マイナス面」のほうが大きくなる可能性が。

医学の常識として、何かケアをすると、かならずプラスとマイナスの両面が生じると考える必要があります。

プラスとマイナスをはかりにかけて、たとえマイナスがでたとしても、それ以上にプラスを得る価値がある場合だけ、そのケアをおこないます。

ホットタオルによるケアにも、やはりプラスとマイナスの両面があります。

蒸しタオルを顔にあてると、気持ちがいいですね。

これは、ひとつは血流がよくなるからで、血流がよくなれば、たしかに新陳代謝が高まります。

また、リラクゼーションにもなります。

これがプラス面です。

それに対してマイナス面もあります。

通常の体温以上の熱に数分間、肌がさらされると、そのあと肌は間違いなく乾燥してきます。

それに、水は肌をこわしますから、湿ったタオルをのせていれば乾燥してしまうというわけです。

たまにやるぶんにはそれほど問題にはなりませんが、頻繁にやりすぎると、血液循環を一時的に高めるプラス面よりも、マイナス面のほうが大きくなる可能性があることを知っておいてください。

おこなうときの注意としては、蒸しタオルをビニール袋に入れてから肌にのせること。

新陳代謝も多少促進されますし、血行改善、リラクゼーション効果などがあります。

血行をよくするのが目的なら、軽い運動なども効果的ですね。