トラブルで診断、「春夏肌」と「秋冬肌」

日本には四季というものがあります。

春になれば木々が芽を出し、秋になれば山が紅葉する。

植物は季節の変化を敏感に感じ取って、四季折々の姿を見せてくれます。

この季節感というのは当然、肌にも影響してきます。

よく海外に行くと、気候の関係でお肌の状態がまったく変わってしまうことがありますね。

そこで、私がなんとなく四季を意識しながらお客様の肌を見ていて、あるときふと気づいたことがあるのです。

それが、春先になるとブツブツなどのトラブルが出やすい人と、秋口になるとカサカサしやすい人がいるということ。

つまり、季節によるトラブルの出方で、肌が分類できるのではないかと思ったのです。

そこで私が編み出したのが、「春夏肌」と「秋冬肌」という考え方です。

おおまかに説明すると、「春夏肌」の人は春や夏にトラブルが出やすい人。

総じて肌が脂っぽく、化粧くずれしやすい。

さらに、くすみやすい、テカりやすい、吹き出物、毛穴の開きなど、「オイル系」のトラブルを抱えているのが特徴です。

それに対して「秋冬肌」は、肌が薄くて頬が赤紫っぽい。

ザラつき、小ジワなどの「乾燥」によるトラブルを抱えています。

「春夏肌」の人のスキンケア法

それぞれに悩みがあるのですが、「春夏肌」タイプの人は、とにかく脂っぽいのを嫌うので、ケアの中心は「取る」こと。

その結果、顔の洗い過ぎ、擦り過ぎで、Tゾーン以外の部分がカサカサになってしまう。

だから、脂っぽいのにかさつく、という二重のトラブルを抱え込む結果になるのです。

「秋冬肌」の人のスキンケア法

また反対に、「秋冬肌」タイプの人はベタつきなどのトラブルがないので、夏の間にどうしてもケアが手抜きになってしまう。

だから、いざ乾燥の時期に突入すると、すぐにダメージを受けてしまうのです。

両者ともに心得ておきたいのは、トラブルの出やすい季節になってから慌ててケアするのでは遅いのであって、ワンシーズン前からしっかりとトラブル対策をしておくということ。

つまり、「スキンケアの貯金」を心がけてほしいのです。

「春夏肌」の人は、秋冬のうちに角質ケアをして老廃物をしっかり取り、吹き出物が出ないように備える。

また、Tゾーン以外の部分に潤いを与えて、全体のバランスを整えておく。そして「秋冬肌」の人は、春夏のうちからしっかりと保湿ケアをして乾燥に備える。

ですから、化粧品を買うときも、シーズンごとに発売される「夏用」「冬用」に惑わされず、「自分用」を基準に選ぶことが大切です。

確かに日本には四季がありますが、肌の反応は人それぞれ。

要は年間を通して、自分の肌をベストの状態に保つことだけを考えればいいのです。