「新製品」という言葉のワナにご用心!

ファッションの世界と同じように、コスメ業界からもシーズンごとに新製品が登場します。

毎シーズン、各メーカーからさまざまなカラーや質感のものがラインアップされ、雑誌広告や店頭を彩るので、女性ならつい目を奪われてしまうのは仕方がないと思います。

でも、あまりそれに惑わされないでほしいのです。

たとえば「夏用」「冬用」などというシーズン別の化粧品自体が、あくまでもメーカーが勝手に決めていることで、すべての人に当てはまるものではないからです。

だから私は、化粧品は夏用でも冬用でも流行モノでもなく、「自分用」がひとつあればいいと思っています。

夏でも、冷房のきいた部屋で一日中事務作業をするならば保湿ケアをするべきだし、逆に冬は保湿系のクリームなど「補う」ものばかりが発売されますが、本当は厚着した肌を脱皮させてあげる角質ケアが必要なのです。

つまり、自分の肌の傾向を把握して、年間を通じて自介の肌にもっともいいものを選んでいれば、あえて「夏用」「冬用」と分ける必要もないのです。

同様に「口コミ」もアテにならないと心得てください。

「お友達がいいって言った新しいファンデーションをつけてみたら、どうも私の肌に合わないみたい」というのはよく聞く話。

それはお米でもササニシキが好きな人と、コシヒカリが好きな人がいるように、それぞれ異なるのです。

ましてや、人それぞれに肌の色や香りの曙好も違うわけですから、あまり情報に踊らされるのは、賢いとはいえません。

肌に合う色でメイクして不自然さを出さないように心がけよう

それから、みなさんが惑わされがちな色についてお話ししましょう。

女性誌を見ると、どのモデルもつけているのはピンクやローズ系の口紅や頬紅。

つまり、私たちの肌の色から遠い、大人の女性は決してつけてはいけない色。

つけた瞬間はきれいな発色で、フェミニンな印象がつくれるかもしれませんが、時間の経過とともに体温が上がり、唇や頬の色は変わります。

すると、最初につけたときとはかけ離れた、逆にくすみを強調するメイクになってしまうのです。

「今シーズンの新色!」という宣伝文句に惑わされず、化粧品を選ぶときには「肌に近い色!」と唱えてください。

テラコッタ・カラーを基準に「自分用」の色を見つけ、その軸がぶれないようにしましょう。

次々と現れる新製品を前にコロコロと浮気をしないことです。

あなたに本当に必要な化粧品のほとんどは、半永久的に存在するスタンダードなものなのですから。

メイクにまつわるQ&A

Q.仕事柄、昼夜逆転の生活をしています。本来、眠っているべき時間にメイクをして働いていますが、飢には負担になっているのでしょうか?

A.何時に何をしなくてはならないということではなく、各自の生活環境や状況にあわせて応用しても構いません。

たとえば日中、休むという方はその時間に栄養クリームをつけて眠ってもまったく問題はありません。

Q.日焼け止め指数(SPF)が50など高い数値が主流ですが、飢負担が少なく、しかもきちんと紫外線から肌を守るのに適切な数値は?

A.日中、ずっと屋外で過ごしたりする以外は、SPF値15~25で十分です。

数値の高いものは酸化チタンや油分が多く入っているので、肌負担も大きいのです。

ちなみに、SPF1で約15分の日焼け防止効果があると覚えましょう。