成果はかならずあらわれます

どろあわわでのスキンケア法をきちんと守って、優しい洗顔のみのケアに徹したら、確実に成果があらわれ、肌は美しくよみがえります。

では、どのくらいの期間で成果はあらわれるのでしょうか。

化粧品を使ってきた年数が長いほど、そして、熱心にスキンケアをしてきた人ほど、キメが失われて乾燥もひどくなっているので、当然ながら理想的な肌になるまでには時間もかかります。

皮膚の状態は、理想形のOから、キメがまったくない、もっとも重症のEまでの4段階に分類できます。

どろあわわでのスキンケアを実践して理想形の0に到達するまでの、これまでの「最速記録」は、Iの患者さんではわずか7日で、もっとも重症なEの患者さ
んでも、2か月足らずでした。

そこまで速くなくても、たとえば、もっとも重症のEだった37歳のAさんの場合は、スタートして6か月ほどで理想形の0になりました。

最初の2週間ほどで、うっすらと鉛筆で線を引いたようなキメがあらわれてEのレベルに、さらにその3か月後にはIにまで改善されて、さらにその2か月半後にはOに、つまり、こまかなキメのひとつひとつの形がきれいに整い、それらのキメにかこまれた三角形が勢いよく盛りあがる理想的な状態にまで改善されたのです。

これまで3000人以上の患者さんをみてきて、再生までにいちばん長くかかったのが、当時46歳だったエステティシャン、Bさんでした。

お仕事柄、ふつうの女性とはくらべものにならないほど熱心に毎日、毎日、スキンケアに励んでこられたようです。

Bさんがもっとも重症のEから理想形のOになるまでかかった年数は、なんと11年間。

さすがの私も、あまりに長期間傷めつけられてしまった肌のキメは再生しないのかもしれないと考えたほどです。

でも、Bさんはどろあわわでのスキンケア法を続けました。

スタートして1~2年たつと、少しずつ肌がきれいになり、まわりの人たちからもほめられるようになったのが大きかったようです。

しかし、みた目はきれいになっていても、キメは相変わらずEのレベルのままでした。

それでも、ときどき肌をほめられ、それが励みになって続けられたといいます。

そして、そのうち、肌の状態はさらに少しずつよくなっていき、ついに11年目にして、Oのレベルの理想肌を手にしたのです。

Bさんはきわめて特殊で、まれな例です。

ふつうは最悪のレベルEから、長い方でも2~3年、多くの方たちは1年以内でOレベルの美しい肌をとりもどします。

はじめにやってくる「ふっくら感」

改善の速度に個人差はありますが、はじめてしばらくすると、みなさん、指先で肌にふれたとき、以前よりも表面がやわらかく、ふっくらしていることに気づくことでしょう。

角層が健康になって、バリア機能がしっかりとしてきた証拠です。

そのおかげで、基底層で細胞分裂がさかんになり、新しい細胞が次々に生まれて、肌のキメに勢いがでできます。

角層の状態は皮膚全体を支配していますから、表皮細胞が増えて表皮が厚くなれば、真皮でもコラーゲンがつくられるようになって、肌は弾力とハリを増します。

こうして肌全体の厚みが増すために、指でふれてもふっくらとして感じられるわけです。

また、洗顔をしたあとも、肌がつっぱらないことに気づくはずです。

バリア機能を構成している自家保湿因子に不純物を混ぜない、自家保湿因子をこすりおとさない、のふたつを続けてきたおかげで、肌はみずからうるおう力をとりもどし、その力をいかんなく発揮するようになっているのです。

けれど、化粧品を何もつけずにいることに耐えられずに、途中で挫折し、脱落していった患者さんもたくさんみてきました。

とても残念な話ですが、それだけ肌に何かをぬりつけて保護しなければならないという「神話」が、世の中の常識としてすみずみまでいきわたっているのでしょう。

とくに長年、スキンケアを熱心にしてきた人は、最初の1~2か月は、肌の乾燥感に悩まされて、かなりつらいはずです。

洗顔後の状態を考えれば、それまでだって肌は乾燥しきっていたのです。

それを、化粧水やクリームをつけてベトベトギトギトにして、あたかも肌自体がしっとりしているかのように錯覚していただけなのです。

どろあわわでのスキンケアをはじめたら、そういったごまかしは、いっきいきかず、そのため、肌の状態がストレートに実感されます。

バリアがこわれたボロボロの肌がむきだしにされたままですから、粉がふき、小ジワも目立ちます。

皮膚が薄いので、テカった赤ら顔で、色ムラの多い肌にみえます。

肌はガザガザで表面が硬く感じます。

でも、そこで化粧水やクリームに手を出しては元の木阿弥です。

どうか辛抱してください。

1か月もして、新しい皮膚と入れかわってくると、かならず乾燥も少しずつおさまってきます。

そうなったら、指先にやわらかくて、ふっくらとした肌を感じるのも、もう時間の問題です!